2020.06.16

黒染めとの闘い。

 

 

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こんにちは!東瀬です♪

 

黒染めとの闘い。

就活や実習などでしょうがなく髪を黒くしないといけない方へ。

黒染めというヘアカラーの厄介なところをご説明します。

これだけは先に書いておきますが、

“家で黒染めするのだけはやめた方が良い”です。

黒染めした髪を明るく戻すのは超大変ですので!!

髪の毛の中には、もともとメラニン色素というものが存在します。

日本人の髪はメラニン色素の含有量が多いので、黒く見えるというわけなんです。

ヘアカラーは、このメラニン色素を壊すことによって明るさを出しています(脱色ですね)。脱色は簡単です。ブリーチを使用すればメラニン色素は破壊されて、明るさと透明感を表現できるのです。

そして、ヘアカラーは脱色と平行して、発色し染色しています。染色も簡単です。今のカラー剤はとても優れていますので、塗れば綺麗に染まります。

「ヘアカラーとは、脱色によって明るくし、染色によって色を表現している。」

というわけです。

今回の「黒染めとは?」という所です。

濃いブラウンで染色すること、これが黒染めなんですが、なぜ厄介なのか・・・・。もともと髪の毛に存在するメラニン色素のブラウンと、ヘアカラーで染色したブラウンは、全くの別物だからなんです。

さっきも言いましたが、メラニン色素は簡単に脱色できます。

しかし、染色したブラウンは脱染という作業が必要になるのです。脱染は強力なブリーチ力を必要とする行程なため、必然的に髪はダメージしてしまいます。そして、染色したブラウンが濃ければ濃いほど、大きなブリーチ力を必要とするわけです・・・・ブリーチを何度も繰り返し行わないといけない場合もあります。しかも、濃すぎるブラウン(黒染め)はブリーチしても脱染できないこともあるのです。日本の薬事法で定められた剤では、パワーが足りません。

なので、黒染めは厄介なのです。

美容師の技術と根性だけでは、残念ながら厳しいというのが現実です!

ご自分で色々してしまう前にまず担当の美容師に相談を♪.
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